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金正日の夫人の同窓という理由で9年間も収容所生活

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「成恵琳(ソン・ヘリム、金正日の事実上の最初の夫人)と女子高・大学で同じだった。ある日、恵琳に『5号宅(金正日が住む特別邸宅)に行く』という話を聞いた。その後、金正日(キム・ジョンイル)の私生活を知り、これを他人にもらすおそれがあるという理由だけで、燿徳(ヨドク)政治犯収容所に入れられ、9年間も地獄で血の涙を流さなければならなかった」。

脱北者キム・ヨンスンさん(74)の声は震えた。「連座制で8人の家族全員が収容所に送られ、末の息子は23歳の時、脱出を試みて捕まり、銃殺された」と話した時は、建物に響くほどの声で泣いた。

20日午後(現地時間)、米下院外交委人権小委の北朝鮮公聴会に脱北者2人が初めて出席し、北朝鮮の人権実態について証言した。


キムさんは「午前3時30分に起床し、日が沈むまで強制労役をさせられた」とし「桑の木から落ちて鎖骨が折れても休めなかった」と話した。続いて「仕事が終われば夜遅くまで‘思想闘争会議’を開き、この時に鎖につながれて連れて行かれた人は誰も生きて戻ってくることはなかった」と証言した。

別の脱北者キム・ヘスクさん(50)は「祖父が韓国戦争(1950-53)当時、38度線を越えたという理由で、18号管理所に28年間収監された」とし「電気が流れる鉄条網の中で、トウモロコシと草を混ぜた粥一食で一日を過ごし、米を食べることが唯一の願いだった」と述べた。

キム・ヘスクさんは「管理所の職員が『口を開けろ』と言った後、口の中に唾をはいて飲み込ませる拷問も受けた」と証言した。キム・ヘスクさんは脱北後、中国滞在中に4度も人身売買されたことも告発した。

2人の脱北者は「地獄のような地で血の涙を流す2300万人の北朝鮮人を救ってほしい」とし「世界は北朝鮮への支援をやめて、金正日政権を崩壊させなければならない」と訴えた。

米ディフェンス財団の代表は「北朝鮮の人権問題について国際社会が持続的に介入する必要がある」とし「オバマ政権は北朝鮮の核問題よりも人権の改善を最優先政策とするべきだ」と主張した。



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