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【社説】性犯罪教師、教壇に残してはならない

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
教え子や青少年を対象に性犯罪を犯した教師の半分がそのまま教壇に残って学生を教えているという。 一般人より厳しい基準を用いるべき教師の性犯罪に対する懲戒が、軽いレベルにとどまっているからだ。 朱光德(チュ・グァンドク)ハンナラ党議員が教育科学技術部から受けた資料によると、05年6月から今年7月まで弟子・青少年を相手に性犯罪を犯した教師41人のうち、20人(49%)がけん責・減給・停職処分を受けた。 教師という職業を維持できる軽い懲戒だ。 成人対象の性犯罪まで含めると、懲戒を受けた教師126人のうち罷免・解任処分で教壇を離れた教師はわずか44人(35%)だ。

子どもを教える教師はモラルが生命だ。 その教師の性犯罪は被害生徒に消えない傷を与えるのはもちろん、学校教育全般に対する信頼を崩す、絶対に許せない行為だ。 にもかかわらず性犯罪教師に対して安易かつ温情主義的な対応をする教育当局の態度は納得できない。 14歳の女子中学生と性関係を持った慶尚北道(キョンサンブクド)の教師が受けた停職3カ月、女子生徒11人を常習的にわいせつ行為をした全羅南道(チョンラナムド)の教師が受けた停職1カ月のような処罰を誰が納得するだろうか。 これで教師の性犯罪根絶を望んでいるとすれば、これは縁木求魚だ。

性犯罪教師に対する処罰基準を大幅に強化する必要がある。 特に教え子など児童・青少年を対象にした性犯罪教師は教壇から永久追放するのが当然だ。 被害当事者・保護者と合意したという理由で済ませるようなことが繰り返されてはならない。 刑事処罰は免れるかもしれないが、すでに教師としての資格を失った性犯罪教師に子どもたちの教育を任せることはできない。


法務部の資料によると、この3年間、韓国社会の性犯罪者は33.5%も増えている。 こうした中、学校までが性犯罪の安全地帯でなければ、保護者が頼れるところはない。 性犯罪教師は二度と教壇に立てないようにするべきだ。 教師も瞬間的に誤った行為をする可能性はある。 しかし教師とはそういう理由で温情を施せる職業ではない。



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