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「強硬姿勢の中国外交…傲慢ではなく不安感」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
中央日報と維民(ユミン)文化財団が共同で4、5日にソウル新羅(シンラ)ホテルで主催した中央グローバルフォーラムで、記者は米国の韓半島専門家2人に会った。 デビッド・カン米南カリフォルニア州大韓国学研究所長、ビクター・チャ・ジョージタウン大教授(元ホワイトハウス国家安保会議アジア担当局長)に、北朝鮮問題など北東アジア情勢について尋ねた。

デビッド・カン氏は「北朝鮮と今の時点で対話を再開することについて、ワシントン側は非常に懐疑的」とし「これは北朝鮮の最近の態度変化で米国は真正性を読めなくなっているためだ」と明らかにした。 また「米国の‘戦略的忍耐’政策が変わる可能性はほとんどない」と分析した。

カン氏は今回の中央グローバルフォーラムで、「中国の浮上に伴う新しいアジア」というテーマの発表をした。 カン氏は「中国の最近の外交については‘傲慢’という批判があるが、中国自らも不安感を感じている」とし「私をなぜ認めてくれないのかという外交(snarl diplomacy)をしている」と分析した。


以下は一問一答。

--7月末のバリASEAN地域安保フォーラム(ARF)当時の南北会談と、金桂寛(キム・ケグァン)北朝鮮第1外務次官の訪米後の、朝米対話の見通しは。

「率直に言って明るくない。 ワシントンの高官らと話してみると、相変わらず北朝鮮に対する不信感が大きい。 バリARFでお互い笑ったが、胸中には依然として不信感がある。 米国は北朝鮮が誠意を持って態度変化に向かっているとは見ていない。 さらに昨年は北朝鮮の天安(チョンアン)艦爆沈と延坪島(ヨンピョンド)挑発があり、来年は韓国・米国ともに大統領選挙を控えている。 ワシントンは今まで戦略的忍耐を強調してきたが、これは簡単に言うと‘現状維持’だ。 こうした中でその立場を変える余力も、理由もない」

--南北首脳会談は近いうちに可能だと思うか。

「いくつか動きはあるかもしれないが、結局は難しいと考える。 李明博(イ・ミョンバク)政府の対北朝鮮政策の美徳は一貫性を維持してきたという点にある。 李大統領も『対話のための対話はしない』と話してきた。 北朝鮮の実質的な変化がない状況で、突然、南北首脳会談を推進することになれば、その費用は非常に大きくなる」

--中国の浮上を評価してほしい。

「中国が強大国として新たに浮上(rise)したというよりも、以前の強大国の地位に回帰(return)すると表現したい。 問題は、中国はいま経済大国かもしれないが、世界のリーダーとしての役割を果たせていないという点だ。 中国の経済力は認めるが、中国の価値が普遍的に認められ、尊敬を受けているわけではない」



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