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【社説】対北朝鮮政策、実用主義的な接近が必要(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
新しい統一部長官に柳佑益(リュ・ウイク)元駐中国大使が内定した。 柳氏の最初の言葉は「南北関係の実質的進展のために、必要なら柔軟性を出す部分があるのか考えてみる」ということだ。 もちろん柳氏も「政府の対北朝鮮政策基調は一貫して維持する考え」と明らかにし、対北朝鮮政策の急激な方向旋回には一定の距離を置いた。 しかし対北朝鮮強硬立場を固守した玄仁沢(ヒョン・インテク)長官が更迭され、普段から「実用主義的南北関係論」を堅持してきた柳氏が任命されたことで、政府の対北朝鮮政策に変化があることが期待される。

最近、洪準杓(ホン・ジュンピョ)ハンナラ党代表は「11月に良いことがあるだろう」と発言し、南北間で何か進行中であることを示唆した。 また北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が最近、メドベージェフ大統領との首脳会談で、ロシア-北朝鮮-韓国とつながるガスパイプライン建設に同意したという報道もあった。 こうした雰囲気で猪突的な実用主義者として知られる柳氏の起用は、不通の南北関係を解消できる契機になりうるという点で注目される。

南北関係は現政権の発足後、悪化し続けてきた。 もちろん金剛山(クムガンサン)観光客射殺事件から天安(チョンアン)艦・延坪島(ヨンピョンド)事件など主に北朝鮮の対南挑発が原因を提供した。 しかし現政権の対北朝鮮政策も過度に原則に執着する傾向があるのも否めない。 問題は、南北関係の長期不通は韓半島の平和と安定に寄与するより、むしろ害する側面があるという点だ。 したがって今からでも政府の対北朝鮮政策基調は柳氏の言葉のように、原則を守りながらも柔軟性を発揮する実用的立場に転換する必要がある。

【社説】対北朝鮮政策、実用主義的な接近が必要(2)

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