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【社説】朝ロ首脳会談、条件なしの6カ国協議再開に合意(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ロシアを訪問している北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が昨日、ロシアのメドベージェフ大統領との首脳会談で6カ国協議の再開に合意したという。

ロシアの大統領室報道官によると、「金総書記はいかなる前提条件なしに6カ国協議に復帰する用意ができており、6カ国協議の過程で核物質生産及び核実験を暫定中断(モラトリアム)する用意が整っていると明らかにした」という。また、ロシアから北朝鮮を経由して韓国までつながる天然ガス(PNG)輸送パイプ建設プロジェクト推進のための特別委員会の発足にも合意したという。

6カ国協議当事国のうちの1つであるロシアの大統領に金総書記が条件なしの6カ国協議再開の立場を直接明らかにしたことは、協議再開の肯定的な信号として一応評価される。核物質生産と核実験を暫定中断する用意があることを表明することによって、協議再開の意思を裏付けたのも一歩前に進んだ態度だといえるだろう。しかしだからといって、すぐに6カ国協議再開を楽観することは難しいようだ。非核化に対する北朝鮮の誠意を認めるには依然として不十分だというのが、他の6カ国協議当事国らの判断である可能性が高いためだ。


韓国と米国、日本は6カ国協議再開のためには北朝鮮が先に核を放棄する意思の誠意を見せられる先行措置が必要だという立場だ。核プログラムの暫定中断や国際原子力機構(IAEA)視察団の復帰を許容するといったような可視的かつ実質的な措置が必要だということだ。金総書記が核物質の生産と核実験の暫定中断の用意を明らかにしたが、先行措置ではない。「6カ国協議の過程」で実現させると述べたためだ。条件なしの6カ国協議を再開した後、その進展度によって暫定停止をするかどうか決めるという意味だと解釈される。



【社説】朝ロ首脳会談、条件なしの6カ国協議再開に合意(2)

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