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「独島」水墨画の扇子、世界陸上で外国人にプレゼント

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

チョン・スジョン画伯が世界陸上選手権期間に外国人にプレゼントする独島の水墨画の扇子を手にしている。

絵で独島(トクト、日本名・竹島)を知らせることを実践してきたチョン・スジョン画伯が大邱(テグ)世界陸上選手権大会を控えて忙しくなっている。チョン画伯は今回大邱を訪れる200カ国あまりの選手・役員ら外国人に自身が描いた独島の絵が入った伝統扇子をプレゼントする計画だ。2011個を準備している。

「夏に必要なのが扇子ではないですか。大邱に滞在する間に扇いだり日光をさえぎったりし、帰国する時も必ず持って行ったらと思います」。大邱・梨泉洞(イチョンドン)のアトリエには作業を終えた扇子がきちんと積まれていた。チョン画伯は、「持ってさえいればいつでも独島の絵が見られるよう合竹扇の代わりに伝統扇子を選択した」と話した。

絵は独島の東島と西島、三兄弟岩の後から韓半島で一番最初に見ることができる赤い太陽が浮び上がる姿だ。小さい絵だが版画ではない。直接描くとデッサンから色塗り、落款までひとつの絵に15回の工程がある。2年前ぐらいに始めたがまだ作業が完全に終わっていないのもそのためだ。チョン画伯は大会が迫っており、最近では午後9時から翌日午前7時まで夜通し作業をしている。持ち手には「独島は韓国の地」という英文を刻んだ。扇子とともに英文で作った名刺と独島広報パンフレットも包装する。材料購入には1000万ウォン余りをつぎ込んだ。


それほどチョン画伯は独島に入れ込んでいる。2005年に駐韓日本大使が「独島は日本の領土」とした発言をニュースで見てからだ。それまでトラと韓国の風景ばかり描いていたチョン画伯はその時から14回独島に行きスケッチした。チョン画伯は昨年から青少年に独島を知らせるため全国20カ所余りで独島の絵巡回展を開いている。また、2009年大邱プレ国際陸上競技の際は4号サイズの独島の絵280点余りを外国人に配布した。これまでチョン画伯が描いた独島だけで2万点余りに達するほどだ。

「画家が直接描いたので1度ぐらいは見ませんか。また帰って1度ぐらいは独島について話さないでしょうか」

彼はすでに2018年平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックの時に伝える独島の絵のプレゼントも構想中だ。



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