韓国政府がスマートフォン利用者の位置情報収集方式に問題があるとして、アップルとグーグルに対する制裁を決めた。両社を似た疑惑で調査中の米国・フランス・ドイツなど各国政府のうち、真っ先に違法決定を出して処罰したという点で注目される。

放送通信委員会は３日午後の全体会議で、位置情報保護法を違反したアップルコリアに過怠金３００万ウォン（約２２万円）を科すことにした。また放送通信委員会はアップルコリアとグーグルコリアが位置情報を利用者のスマートフォンに暗号化せずに保存した行為に対して是正命令を下した。ただ放送通信委員会は主要疑惑として提起された「使用者一人一人の行跡追跡」に対しては、特に違法事項はないという結論を出した。

一方、この日の放送通信委員会議決がアップルを相手に進行中の慰謝料訴訟にどんな影響を及ぼすか注目される。