話を始める前にクイズを出してみよう。いまここに４家族がいる。 あなたはこのうち１家族だけを選んで賞を与えることができる。

＜１＞命をかけて子どもと一緒に北朝鮮を脱出した「脱北者家族」

＜２＞経済事情が厳しくてもバングラデシュの少女を養子として育てる「養子家族」


＜３＞離婚した妻の妹と子どもを狭い家に受け入れて暮らす「２姉妹家族」

＜４＞病気の親の世話をしようと家まで売り、再起に向けて屋台を経営する「屋台家族」。

すべて家庭事情が厳しく、マイホームを持つのが夢だ。 賞品はなんと「家」。 誰が簡単に選択できるだろうか。

家庭事情のある人たちのマイホームの夢を競争にかけて批判を受けているＭＢＣ（文化放送）の「家ドリーム」。「週末の午後に見る公益芸能を制作する」として１０日から放送が始まったＭＢＣ番組「私たちの日曜日の夜」の新コーナーだ。

約２４００人の無住宅申請家族のうち１６家族を選抜し、クイズトーナメントで優勝した最後の家族に３階建ての住宅を与える。 制作陣は「家に対する概念を幸せに変えるために企画した」と語った。



マイホーム切望の家族を利用するテレビ番組、視聴者から非難殺到（２）