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ソウル大融合大学院長が警告「三星、このまま行けば亡びる」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

安哲秀ソウル大融合科学技術大学院長(左)とグループインタビューをしている中央日報の産業部記者。

--しかし安哲秀氏の創業当時(安哲秀研究所の創業は1995年)に比べると環境は良くなっているのでは。

「社会インセンティブシステムが非常に悪くなった。 98年の通貨危機前、若者たちは理系に行こうとしていたが、今は完全に背を向けている。 最近は賢い人たちがリスクを取らず安全志向的に進む。 50年前、私たちは下から3番目だった。 当時、私たちの生存方式は、持つものがないため、他人がしておいたものを一生懸命に追いかけ、見込みがあればオールインした。それで成功した。 ファストフォロワー(fast follower)戦略だった。 しかし問題はこれからだ。 中国が私たちより速いため、今はもうファーストムーバーにならなければいけない」

--大手企業がファーストムーバーになるには。


「企業文化を変えなければならず、今のままでは不可能だ。 企業生態系をつくり、ベンチャー企業がさまざまな実験をし、その中で成功したベンチャーを引き受ければ、三星電子も革新的な企業になる。 大手企業は長期的な生存のために‘動物園’を作るべきではない」

--教授として何を教えるのか。

「世の中が変わらない状況で生き残る方法を教える。 それで創業を勧める。 KAIST(韓国科学技術院)の教授だった当時、1学期に3人ずつの割合で創業した。 教授になって最もよかったのは人を変えられることだ」

--韓国の教育はどんな方向へ進むべきか。

「今の韓国の大学は教育機関ではなく勉強機関だ。 目標が研究の成果に集約されている。 良い大学であるほど学生を放牧する。 学生の教育を気にし過ぎる教授は馬鹿になっている。 大学が教育機関に定着してこそ希望がある。 先日のKAIST学生の連続自殺は社会構造的な問題がKAISTという小さな窓を通して表出したのだ。 自殺が止まったのは家族や知人がかかわり合って関心を見せたからだ。 実質的な措置がなかった。 根本的な解決策を見いださず、学校だけに任せておいてはならない」



ソウル大融合大学院長が警告「三星、このまま行けば亡びる」(1)

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