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少女時代にKARAにチャングム…「ありがとう、韓流」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
全世界が韓国の文化コンテンツに好感を持つというのは鼓舞的なことだ。特に世界を舞台にして事業を行う立場では大きな助けになる。世間で話題の話が潤滑油になれば交渉もスムーズに進行するはずだ。相手方が韓国文化になじみ、これを素材に対話ができるならば「ホームグラウンド」の利点を持ったのと同じだ。実際に企業と企業の出会い、企業と消費者の出会いは単純な製品とサービスの交流ではない。ビジネスというものはその主体の文化とライフスタイルを基になされる。特に感性と夢というソフト要素がますます重要になる傾向がある。お互いの文化を理解して交感するのは事業的信頼と共感を作っていく基盤になる。

文化的交流を加速化するのはインターネットだ。世界の多様なコミュニティーと個人がコンテンツをやりとりする窓口となる。地球の反対側のラテンアメリカで韓国歌手の歌が愛されるのもそのおかげだ。さらにスマート機器、ソーシャルネットワークが起こしたIT革命は技術的・国家的・地理的限界を乗り越えコミュニケーションを可能にしてくれている。一方的に押しつけるマスメディア方式よりはるかに自由なコミュニケーションの中に多様な文化が受け入れられ融合する。個人の影響力もまた増大し、個性と多様性がますます重要な世の中になっている。

文化は強いほど影響力が大きい。そうした点で力と内面の空白を持つ韓国の歴史とストーリー、創造力と情熱は重要な資産だ。問題はわれわれがこれを極大化するためにどれだけ大きな創造力を発揮することができるかだ。合わせて他の文化に対しても開かれた心を持たなければならない。そのためには韓国社会に内在する硬直して偏狭な構造から変わらなければならない。スペックと人脈にぶらさがる社会の雰囲気、本質的要素とかけ離れた教育システム、企業家精神を押さえ込む産業構造はソフトパワーの時代に合わない。自由な思考の中で創造力は花を咲かせ、透明で公正なシステムの中にモチベーションが成り立つ。そのような環境を通じてわれわれのストーリーが世界の人の愛をたっぷりと受ける日が来ることを期待する。


キム・ホンソン安哲秀研究所代表理事



少女時代にKARAにチャングム…「ありがとう、韓流」(1)

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