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ソウル大融合大学院長が警告「三星、このまま行けば亡びる」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

安哲秀ソウル大融合科学技術大学院長が6月27日、第1回中央ビジネスフォーラムで記者の質問に答えている。 安氏は「失敗を容認しない文化が足かせになっている」と話した。

安哲秀(アン・チョルス)ソウル大融合科学技術大学院長(49)は「世界的な天才も10個のアイデアのうち一つを成功させるが、私たちは天才1人がアイデア一つを出し、失敗すれば埋葬される」と述べた。 その理由について安哲秀氏は「私たちの社会は失敗を容認しないため」とし「見込みがある社会であるほどリスクテイクをするが、私たちは賢い人たちがこれを避ける」と指摘した。

先月27日、ソウル巡和洞(スンファドン)中央日報人材開発院で開かれた「中央ビジネス(JB)フォーラム」でだ。 フォーラムは中央日報産業部記者の学術会だ。 安氏は「このままいけば三星(サムスン)のような大企業も亡びる」と単刀直入に話した。 安氏の「大企業敗亡論」は世界で起きている情報技術(IT)企業創業ブームが、なぜ韓国だけを取り残しているかを説明する途中で出てきた。 韓国社会全般の「失敗を容認しない文化」が、韓国が競争国より先に動く「ファーストムーバー(first mover)」の足かせとなっており、三星のような大手企業も例外ではないということだ。

--最近、韓国がIT創業ブームから取り残されている理由は。


「4つある。 創業者の実力不足、劣悪な創業インフラ、大手企業と中小企業間の不公正取引慣行、ゾンビエコノミーだ。 (韓国ではベンチャー投資が少ないため、代表が連帯保証で銀行から融資を受けて事業を始め、事業が振るわなくても負債のために整理しない。 その代わりにダンピングをして政府の支援を受け、一種の‘ゾンビ企業’になって延命すると説明)。大企業の形態もゾンビエコノミーにつながる。 良いベンチャーがあれば合併・買収(M&A)をし、ベンチャー投資家がお金を回収できるが、そのままその企業と独占契約を結び、いわゆる‘三星動物園’‘LG動物園’式に閉じ込めておくのでベンチャー投資が増えない」



ソウル大融合大学院長が警告「三星、このまま行けば亡びる」(2)

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