「平昌」決定の瞬間に涙を流す三星電子の李健煕(イ・ゴンヒ)会長。
李会長はめったに感情を顔に出さないことで知られる。涙を流すのはさらに異例だ。昨年2月5日に三星グループ創業者の李秉チョル会長生誕100周年記念式で追悼辞を読み上げる途中で父親への思いから感情がこみ上げ、めがねをはずして涙をぬぐったケースがあっただけだ。過去に平昌が2回にわたり招致に失敗したとき、李会長は特有の無表情を変えなかった。そんな李会長が涙を見せたことについて、三星のある役員は、「10年近く努力し、2回の失敗を経験した末に得た結果で感慨もひとしおだっただろう」と話す。
「平昌」決定の瞬間に涙…李健煕会長の格別な思い(2)
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