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トヨタ韓国販売10年目で初めて赤字…ドイツ車はホクホク(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ドイツ自動車企業は純利益をほとんど配当で支出した。ベンツコリアはドイツ本社のダイムラーAG(持ち株比率51%)と香港販売法人スターオートホールディングス(49%)に212億ウォンを支払い、純利益に対する配当率は90%に達した。同社は09年にも純利益の88%(180億ウォン)を配当した。BMWコリアは全株を保有する独BMWホールディングスに300億ウォン(配当率63%)を配当した。

経済正義実践市民連合市民権益センターのイ・デスン委員は「ベンツ・BMWが韓国で新車を販売して得た利益を国内消費者のために使うのではなく、ほとんど本社に配当したのは問題がある」とし「サービスと部品の価格を引き下げて部品の物流も改善するべきだ」と指摘した。

販売代金を日本円で決済する日産・ホンダは円高による為替差損が赤字の主犯だった。ホンダコリアは昨年、販売台数が5812台で前年比18%増、売上高も1993億ウォンで21%増となった。しかし為替差損の影響で当期純損失は76億ウォンと、前年比で8倍も増えた。特に昨年はコスト削減に入り、販促費をトヨタ・日産の15%水準である25億ウォンに抑えた。


ホンダは08年、輸入車業界では初めて1万台を突破(1万2356台)し、145億ウォンの純利益を出したが、円高の影響で2年連続の赤字となった。ホンダは今年下半期に主力モデルのシビック新型モデルとハイブリッド スポーツカーCR-Zを投入し、販売不振を挽回する計画だ。

韓国日産は円高による為替差損にもかかわらず、広告宣伝費を増やし、282億ウォンの赤字となった。日産は今年も広告宣伝費を減らしていない。日産の関係者は「本社で韓国輸入車市場の展望は明るいと判断している」とし「来月出す新車キューブの価格を国産車と競争可能な2190万ウォンに合わせて販促費を増やした」と説明した。

中央大経営学部のイ・ナムソク教授は「韓国・欧州連合(EU)自由貿易協定(FTA)妥結による関税反射利益まで享受するドイツ車に比べ、日本車3社は円高と地震の影響で今年も苦戦が予想されるが、市場が良くなる時期を狙ってトヨタ・日産は今年も販促費を増やしている」と述べた。



トヨタ韓国販売10年目で初めて赤字…ドイツ車はホクホク(1)

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