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<高層ビルで謎の揺れ>専門家「高層ビルの上下揺れは異例」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
テクノマートプライムセンターが上下で揺れた理由について、専門家は「建物を支える基礎部材の一部が損傷した可能性がある」と指摘した。

専門家によると、高層ビルが左右に揺れることは比較的よくあるという。風が強い日に63ビルの展望台に立つと、敏感な人なら目まいがする。しかしテクノマートプライムセンターの場合は上下に揺れたため異例のケースだと、専門家らは説明した。該当時間には地震波も観測されず、上下の揺れは建物内部の異常で生じたと推定される。

ソウル大のホン・ソンゴル教授(建築学)は建物の荷重を支える基礎構造物や垂直部材が突然破損した可能性が最も大きいと分析した。ホン教授は「こうした損傷が発生するのは任意に構造変更をしたというのが前提」と説明した。


39階建ての高層ビルに振動計測装置がないとのも大きな問題だと専門家は診断した。ソウル科学技術大学のユン・ソンウォン教授(建築学)は「振動計測をし、周波数を分析してこそ原因が見えてくるが、テクノマートのように高いビルに振動計測装置が設置されていないのは問題」とし「韓国は振動計測装置の設置に関する基準がなく、海外の基準を借用している」と説明した。

地盤沈下の可能性も提起された。ソウル市立大のクォン・ギヒョク教授(建築工学)は「テクノマートが漢江(ハンガン)沿いにある建物であることを考慮すれば、最近の暴雨で砂地に水が流入して水位が変わり、建物を動かした可能性もある」とし「地盤に問題が発生したことが明らかになれば、地盤を補強するまで建物は使用できないだろう」と述べた。

しかし梨花(イファ)女子大のシン・ヨンス教授(建築学)は地盤沈下の可能性を一蹴した。シン教授は「プライムセンターだけが揺れたため地盤沈下の可能性はない」とし「地盤が沈めば建物に外形的な損傷があるはずだが、それもない」と述べた。続いて「三豊(サムプン)百貨店は屋上の過度な重みで崩壊した」とし「今回は高層部にいた人たちが広範囲に感じたという点から、三豊百貨店とは異なる例」と話した。シン教授は「急激な気流変化の可能性もある」と分析した。



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