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<高層ビルで謎の揺れ>地盤沈下や基礎構造物の破損の可能性も

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ソウル広津区九宣洞(クァンジング・クイドン)にあるテクノマートプライムセンターの建物が5日午前、上下に10分間ほど揺れ、入居者500余人が建物の外に飛び出すという騒ぎがあった。

入居者は目まいを訴えながら「軽く揺れたのでなく机に上の物が落ちるほどだった。三豊(サムプン)百貨店のように崩れるのではないだろうか」と心配した。

広津区庁はテクノマートの建物に対し、この日午後2時から少なくとも3日間の退去命令を出した。区の関係者は「3日間の退去命令期間、精密安全診断を行い、必要なら退去期間を延長する」と明らかにした。


退去命令措置は、20階以上の高層部の入居者が上下の揺れを感じたプライムセンター(39階建て)だけでなく、揺れがなかったテクノマート販売棟(12階建て)にも同じく適用される。

事務室が密集したプライムセンターと電子商店街・映画館などがあるテクノマート販売棟には計3000余人が入居しており、流動人口は一日平均5万人余り。

チョ・ドゥクジェ・プライム産業防災室長は「11階の映画館で3D映画が上映され、振動が起きたようだ」と述べた。しかし専門家は地盤沈下または基礎構造物の破損などを揺れの原因とみている。

プライムセンターは今年3月から3回も揺れがあったことが明らかになった。しかし振動計測装置が設置されておらず、危険の程度を把握するのは難しいと、消防当局は見ている。

南アフリカで平昌(ピョンチャン)の冬季オリンピック招致活動を支援している李明博(イ・ミョンバク)大統領は「安全診断を徹底的に行い、何よりも安全に全力を尽くしてほしい」と指示したと、パク・ジョンハ青瓦台(チョンワデ、大統領府)報道官が伝えた。



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