三星電子スマートフォンの「ギャラクシーS2」(左)とアップルの「アイフォーン4」。
◇「特許よりもトレードドレスが核心」
デザイン分野でアップルは強者だ。 特にリンゴのロゴに対する執着は想像以上だ。 ビートルズのレコード会社である英国アップルコープとは30年戦争を繰り広げた末、07年に商標権を取得した。 費用がいくらかかったかは明らかでないが、業界では5000万ドルから1億ドルと推定されている。
アップルコープとの交渉が終わると、アップルは攻勢に乗り出した。 ところがほとんどが徒労だった。 アップルは08年、ニューヨーク市の環境キャンペーン「グリーンニューヨーク」(GreenNYC)のロゴが自社のものと似ているとして商標審判委員会に提訴した。 その結果は大恥。 「何を考えているのか」というニューヨーカーの皮肉を聞いた。 アップルはカナダ・ビクトリア経営技術学校(VSBT)にもリンゴ型のロゴを除けという公文を送ったりもした。 翌年には豪州スーパーマーケットチェーン「ウールワース」を相手取り訴訟を起こした。 ウールワースは「W字を形状化した私たちのロゴはどう見てもキャベツやカボチャに近い」とし「(たとえリンゴだとしても)すべてのリンゴがアップル所有なのか」という声明を出した。当然アップルの商標権要求は棄却された。
三星を訴えるアップル、不足する特許をデザインでカバー?(2)
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