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【世説】原発をあきらめられない理由(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
今年3月の福島原発事故後、原発の安全性をめぐる論争が激しくなった。中国など多数の国が原発建設計画を保留し、ドイツやスイスが原発閉鎖を宣言した。一方、韓国型原発導入を考慮している南アフリカ・インド・エジプト・ベトナム・トルコ・サウジアラビアなどが新規原発建設を従来の計画通り推進している。

原発に代わるエネルギー源がないのは現実だ。再生可能エネルギーも100%安全で自然親和的だということはできない。再生可能エネルギー発電施設の建設に環境破壊論が出てくるというアイロニカルな状況が物語っている。

もっと大きな問題は、再生可能エネルギーが現在の原子力による電力量を代替できるレベルに到達するまで相当な時間がかかるという点だ。エネルギー不足が人類のもう一つの脅威になりうることを考えた場合、世界各国は無条件に原子力をあきらめることはできない。こうした理由から、多くの国で原子力エネルギー拡大政策がずっと維持されるという見方も出ている。

【世説】原発をあきらめられない理由(2)

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