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韓国民謡「アリラン」、中国に奪われるのか

ⓒ 中央日報日本語版
中国が韓国の代表的な民謡「アリラン」をはじめ、朝鮮族伝統民謡と風習を中国国家無形文化遺産に登載したと、「吉林新聞」など中国メディアが21日報じた。

報道によると、中国国務院が最近発表した第3次国家無形文化遺産目録には、遼寧省鉄嶺市のパンソリ、延辺朝鮮族自治州のアリラン、伽椰琴、回婚礼(結婚60周年記念式)、シルム(韓国相撲)など朝鮮族の民謡と風習5つが含まれた。

09年には朝鮮族の農楽舞が中国国家無形文化財に登載された。朝鮮族伝統風習の還甲(還暦)礼・伝統婚礼・韓服などもすでに国家無形文化財に指定されている。


中国は朝鮮族など国内55の少数民族を対象にかなり以前から融和政策を見せてきた。1987年に発行した中国貨幣には韓服姿の朝鮮族が登場し、08年の北京オリンピック開幕式では朝鮮族の扇の舞いとチャング(太鼓)踊りを見せた。

アリラン関連の国内団体「韓民族アリラン連合会」は21日、声明を出し、「朝鮮族の農楽舞を国家無形文化財に指定する時からこれで終わらないという声があったが、それが現実になった」とし「抗議で修正される状況でないという点に事態の深刻性がある」と明らかにした。

また連合会は「朝鮮族のアリランを登載したので問題にならないと考えるかもしれないが、今回の指定が東北工程の一環で、北朝鮮とある程度議論をしただろうという点、ユネスコ世界無形文化遺産登載のための予備作業かもしれないという点で単純な問題ではない」と主張した。



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