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「韓流のヨーロッパ征服? ひどい誇張…まだ遠い話」(3)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
--多様性の向上のためにはどんな点を補完するべきか。

「ピドゥルギウユ(=鳩牛乳)というチームを聞いたことがあるか。ギャラクシーエクスプレスは知っているか。韓国人もあまり知らない韓国出身のインディーバンドだ。ともに米国の主要音楽フェスティバル‘サウス・バイ・サウス・ウェスト(別名SXSW)’で大きな反響を呼んだ。このように自国では注目されないが、自分たちの音楽カラーを持ち続けているバンドに希望がある。私が初めて韓国大衆文化にはまったのも偶然‘Pippi Long Stocking’や‘セポメピンタルギッコ(=新春に咲くイチゴの花)’などのインディーバンドの公演を見てからだった。韓国インディーバンドの音楽は創造的で新鮮だ。現在K-POPはノウハウと文化権力を持つ大型企画会社の数人によって左右されている。アジア以外の地域で韓流を継続していくには非主流にもう少し関心を傾けなければならない。韓国政府もすでに成功したアイドルダンス音楽よりも、インディーバンドやロックグループを発掘して支援する努力をするべきだと助言したい」

--単に音楽にだけに限られた話ではないようだ。


「映画・漫画・テレビドラマなどすべての大衆文化ジャンルに通じる話だ。キム・ギドク監督の映画『春夏秋冬そして春』は韓国では4万人の観客しか集まらなかった。しかしこの映画は数年間、外国の韓国映画ファンが‘ナンバーワン’に選ぶ映画だった。60年代、70年代当時、韓国大衆文化の層はもっと厚かった。個人的に最も好きなシン・ジュンヒョンや『下女』を撮影したキム・ギヨン監督を見ても、哲学と大衆性を持つ文化の歴史がある。こうした特徴を韓国政府がうまく生かせればというのが私の思いだ。韓国政府は扇の舞いや国楽のような伝統文化だけを強調する傾向がある。本当の意味で文化の多様性を心得てこそ、韓流の可能性も極大化できる」



「韓流のヨーロッパ征服? ひどい誇張…まだ遠い話」(1)

「韓流のヨーロッパ征服? ひどい誇張…まだ遠い話」(2)

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