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ヨーロッパのK-POP大衆化、“韓流”からの脱却がカギ(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
仏ボルドー大学のホン・ソクキョン教授(コミュニケーション学)は「現在、欧州で拡散しているK-POPの人気は、オンラインを基盤に形成されたインターネット文化だ。インターネット活動を活発化させた韓国ネットユーザーが自生的に作り出した現象とも見られる」と分析した。

問題はインターネットを基盤にした文化は、電波スピードが速くても、一般大衆に深く浸透するには波及力が弱いという点だ。現在の欧州でのK-POPの人気が、ファンドム(fandom、有名人を好むこと)水準にとどまっている理由だ。ホン教授は「インターネットでのみ流通する文化はマスカルチャー(Mass culture、大衆文化)までは拡散しにくい。欧州のK-POP熱気はファンの現象であって大衆現象とは捉えにくい」と説明した。

K-POPを大衆的かつ普遍的な文化に引き上げるためには、「“韓流”という流れから脱して、それぞれの歌手に対する関心に移っていかなくてはならない」という指摘も出ている。“パフォーマンス”より“表現力”を重視するヨーロッパ人の性格上、各歌手の音楽性とメッセージの芸術性を引き上げなければならないという話だ。


先月30日、韓国コンテンツ振興院主催の「韓流コンテンツ活性化カンファレンス」に参加したインサイトコミュニケーションのマイケル・ブリン会長は「韓国のミュージシャンを韓流という名の下に、民族主義的集合の一部として扱う場合、一歩間違えるとヨーロッパ人の反感を買う可能性がある」と指摘した。彼は「韓国政府が韓流に注ぐ関心を各ミュージシャンと音楽そのものに対する投資に移行させならない”と提案した。





ヨーロッパのK-POP大衆化、“韓流”からの脱却がカギ(1)

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