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金正日の恐怖政治…銃弾99発で公開銃殺

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮国家安全保衛部の柳敬(リュ・ギョン)副部長が公開銃殺されたことがわかった。柳副部長は99発の銃弾で処刑されたことがわかり、北朝鮮当局が体制維持のために恐怖政治を行っているという分析が出ている。北朝鮮は昨年3月に貨幣改革失敗の責任を問い、朴南基(パク・ナムギ)労働党計画財政部長を公開処刑している。

情報消息筋が16日に明らかにしたところによると、柳副部長は労働党と軍部・内閣などの幹部が見守る中で銃殺刑にされた。消息筋は、「北朝鮮当局が柳副部長処刑の過程で33発の弾倉が装着された銃3丁を乱射したと理解している。このような特異な執行方式のため権力層の間でうわさが広がったとみられる」と話した。北朝鮮は参観者らに忠誠を誓う誓約書形態の感想文を要求したこともわかった。情報当局は最近こうした情報を把握し、外交安保機関核心関係者らに北朝鮮動向参考資料として提供したと伝えられた。脱北者出身のある北朝鮮専門家は、「99発という意味が特別な象徴性を持つものではないが非常に残酷な執行がされたことを示している」と話した。

柳敬は今年初めに不正容疑が確認され処刑されたという見方が提起されている。金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の信任を受け実力者となった柳敬の罪目は収賄と不正蓄財で、家宅捜索の結果巨額のドルの札束が発見されたという。国家安全保衛部部長の座は空席とされているが、一部では金正日が「保衛部は私の保衛部です」と話したことを根拠に、金正日が直接管轄しているという分析もある。数年前からは金正日の三男の金正恩(キム・ジョンウン)が保衛部を基盤に後継権力を構築しているという話も出ている。

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