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【コラム】狂牛病デモと半額授業料(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国人はすぐに忘れてしまう。 最近、世界で米国産牛肉が最もよく売れているのが韓国という報道が出ている。 08年5月に光化門(クァンファムン)前の道路をぎっしり埋めたデモの行列を思い出すとすっきりしない。 米国産牛肉を食べるから非難しようということではない。 私もワシントンで特派員として3年ほど過ごす間、特に何も考えず米国産牛肉をよく食べた。 30カ月以上の牛の肉を出すのが明らかな安い焼き肉バイキングにも時々行った。 もし米国産牛肉を食べれば脳に穴が開いて認知症患者になるという3年前の主張が正しければ、私はそうなる確率が非常に高い上位数%に該当するはずだ。

しかし心配はしていない。 当時デモを率いた人たちは国民の健康を云々していたが、実際には政治をしたものだと信じているからだ。 本当に国民の健康を心配しているのなら、最近こそ毎日のように街中でデモをしなければいけないだろう。 あの危険な米国産牛肉をこれほど多くの国民が食べているのだから、黙っていてよいはずがない。 もちろん、今回も以前のように、多くの人々が恐怖心を抱いて同調してくれるかどうかは分からない。

記者として生活していると、いろんなメールが届く。 最近、狂牛病デモ当時のように光化門に出て来いというメールをよく受ける。 今回は半額授業料を貫徹させるデモをしようということだ。 その内容はかなり刺激的だ。 「6月10日、大学生の同盟休業を通して、大学生の力で世間を揺るがすろうそくの火を掲げよう」「全国500、1000を超える学生会長の宣言で同盟休業を力強く実行し、国民のろうそくの火を起こそう」。 こうしたスローガンとともに詳しい説明も付いている。 「世間が大学生の一言、大学生の一歩一歩に注目している今、私たち大学生が同盟休業を宣言し、街中に出て行こう! 忙しい試験期間だが、一日くらい授業や試験よりも重要な私たちの明るい未来、明るい韓国社会を実現するのに乗り出すべきではないだろうか」。

【コラム】狂牛病デモと半額授業料(2)

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