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「秘密接触の録音記録を公開する」…北朝鮮が脅迫

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮は9日、北京で先月あった南北当局間の秘密接触と関連し、当時の録音内容を公開すると脅迫した。

北朝鮮国防委員会政策局代表は官営朝鮮中央通信との問答で、「私たちは逆賊一味の主張がどれほど荒唐無稽(むけい)かを改めて暴こうと思う」とし「秘密接触は首脳会談の開催を目的にしたものではなかったと逆賊一味が騒いでいるのは完全な嘘」と非難した。

また接触に出てきた金泰孝(キム・テヒョ)青瓦台(チョンワデ、大統領府)対外戦略秘書官らが真実を明らかにするのを拒否すれば、「全過程の録音記録を天下に公開しないわけにはいかなくなる」と述べた。


北朝鮮の主張に対し、統一部の当局者は「録音などが存在すれば、これ以上歪曲して話すのをやめて、すべての内容をありのままに明らかにすべきだ」と促した。

北朝鮮国防委が1日に秘密接触を一方的に公開して招いた南北間の対立はさらに深刻になるとみられる。南北間で行われた非公開接触対話を北朝鮮が密かに録音し、これを公開すると脅迫するのは、南北会談史で初めてだ。

政府は「接触は首脳会談のためではなく、天安(チョンアン)艦・延坪島(ヨンピョンド)挑発を北朝鮮が認め、謝罪を受けるためのものだった」(玄仁沢統一部長官)と説明している。

中央通信は特に、この日の問答に出てきた人物を「秘密接触に行った共和国の国防委政策局代表」と紹介し、北京接触の北側出席者が国防委(委員長・金正日)所属だったことを公開した。また「先立って行われた2度の秘密接触」という表現を使用し、北京接触のほか、李明博(イ・ミョンバク)政権で非公開対北朝鮮接触がさらに2度あったことを表した。

北朝鮮はこの日、北京接触当時の状況まで紹介した。1日の公開で「南側が金銭封筒を渡そうとした」と明らかにしたのに続き、「接触が決裂状態になると、秘書官の金泰孝の指示で情報院(国家情報院)局長のホン・チャンファがトランクから封筒を取り出し、金泰孝はわれわれの手に握らせようとした。われわれがすぐにそれを投げ捨てると、金泰孝は顔が赤くしてそわそわし、ホン・チャンファはトランクに慌てて封筒を片付け、われわれに別れのあいさつもきちんとできなかった」と主張した。また「われわれの大使館(北京北朝鮮大使館)が宿泊場所・輸送手段を保障したことを知っていた彼らが、われわれの大使館に滞在費を渡そうと金の封筒を用意したはずはない」と付け加えた。

しかし統一部の当局者は「金の封筒は存在しない」と一蹴した。民主党の朴智元(パク・ジウォン)議員は北朝鮮の脅迫に関し、「(このような方針は)直ちに取り消すべきだ。そういうことをすれば国際社会からも批判を受け、真の韓半島平和のために努力する人たちも怒りを感じて失望する」と述べた。



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