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北「南側、首脳会談の早期開催を金銭の封筒で誘惑」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮の国防委員会報道官が1日に明らかにした内容の中には、悪意に満ちた部分が少なくない。「南が提案した南北首脳会談を拒否すると、北朝鮮を金銭で‘買収’して会談を実現させようとした」「南北間で接触したことを極秘にしてほしいと北側に繰り返し要請してきた」などという内容がそれだ。

「われわれ(北朝鮮)が最高位級会談の開催はありえないと断固たる立場を明らかにすると、(南側は)『マレーシアでまた会ってこの問題をまとめよう。そして(南北)首脳会談の開催を早く推進しよう』とし、金が入った封筒まで出して誘惑を試みたが、恥をかいた」。

「傀儡(韓国政府関係者)は『北とは違って南(韓国)は複雑だ。(南北間)接触で行き来した話が南に知られればよくないので、必ず秘密にしてほしい。李明博(イ・ミョンバク)大統領の直接的な指示でこの秘密接触を主管する統一部長官の玄仁沢(ヒョン・インテク)、情報院長、大統領秘書室長、そして現地に派遣された人以外には知っている人がいないので、北側も接触と関連した内容を必ず秘密にしてほしい』と繰り返し懇請した」。


「われわれが(天安艦・延坪島事件について)謝罪するということ自体が話にならないと話すと、『北側から見れば謝罪ではなく、南側から見ると謝罪のように見える折衷案』でも作って世間に出そうと言いながらわれわれに『どうか少し譲歩してほしい』と哀願した。(これに対し)われわれは『話にならない謝罪を前提にした最高位級会談問題は議論する必要もない、すぐにソウルに帰れ』と話すと、彼らは李明博(政府)の任期がいくらも残っていない点、現当局には時間がないという点、南北関係は進歩勢力よりも保守勢力と手を握って推進させるのが有利だとなどと言いながら、何とかして接触を続けようとした」

統一部当局者は北朝鮮に金の入った封筒を伝えようとしたという主張に対し、「金銭を渡したことはない。そういう話をすること自体が話にならない」と明らかにした。

北側が主張した「謝罪のように見える折衷案」に関しては、「天安(チョンアン)艦爆沈、延坪島(ヨンピョンド)挑発を認めて謝罪し、再発を防止することが先決条件だという韓国の立場をはっきりと伝えた」と説明した。

また北朝鮮が南北秘密接触に出てきた南側要人の実名を公開したことについて、「私たちの方から誰が行ったかなどは公式に確認しない」と明らかにした。



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