「朴賛浩？、うーん…」。韓大化（ハン・デファ）ハンファ監督は３１日、大田（テジョン）での三星（サムスン）戦の前、取材陣とのミーティングで朴賛浩（パク・チャンホ、３８、オリックス）の話が出てくると、惜しむような表情を見せた。

韓監督は朴賛浩の２軍落ちをよく知っていた。 話は自然な流れで朴賛浩の国内復帰の可能性に移っていった。 日本に定着できなければ朴賛浩は韓国に帰りたがるのではないか、ということだ。 朴賛浩は今年初めオリックスに入団し、「最後は韓国でやりたい」と語った。

しかしこの過程が容易でないというのが韓監督の説明だ。 韓監督は「メジャーリーグからそのまま韓国に来れば分からないが、日本をたどって来るのは容易でないだろう」とし「球団間のことなので監督が積極的に動くのは難しい」と話した。 後輩の朴賛浩の助けになりたいという思いと、現実的な難しさに対する惜しみが入り混じっていた。


朴賛浩の復帰のためには解決すべき問題があまりにも多い。 朴賛浩に対する優先指名権はハンファにある。 朴賛浩が来年ハンファでプレーするためには、ハンファが２０１２年の第１ラウンドの新人指名権を犠牲にして、特別指名選手として朴賛浩を迎えなければならない。 このためには朴賛浩が８月に新人ドラフト参加を申請する必要がある。 もちろんこの過程でオリックスの了解も得ることになる。

ハンファの立場としても悩みが多い。 朴賛浩が入団すれば、戦力・興行ともにプラスになるが、来年４０歳になる投手のために１次指名権を使うのはあまりにも大きな負担だ。 ハンファの戦力が低いだけに、その負担はさらに重くのしかかる。 朴賛浩の話が出る度に韓監督が頭を抱える理由だ。