チュ・ユンジョンさん(26、前列の真ん中)がタンザニアの「ボコ職業訓練センター」の職員および教育生と一緒に写真を撮影した。未婚母教育生は染色した布で服やかばんなどを作りながら生計を立てる。
午後遅く教育生が帰宅した後、センターの職員10余人が事務所に集まった。 「注文数量、すべて消化できましたか」。職員のうち唯一の韓国人でセンター長のチュ・ユンジョンさん(26)が英語で尋ねた。 チュさんより体が2倍ほど大きく見える現地男性職員が「まだ作業量が残っている」と答えた。 するとチュさんは厳しく「できるだけ早く終えるように」と伝えた。
昨年8月に「キップンウリワールド」タンザニア支部総責任者として赴任したチュさんは、韓国人特有の「パリパリ(速く速く)」精神で現地人に新しい空気を送り込んでいる。 訓練センターのマネジャーのダマス・カンバドさん(53)が「目標を立てれば驚くほど速く仕事を進める」と話す。
漢陽(ハニャン)大を卒業したチュさんは09年、コスタリカ国連平和大学院でアフリカの学生と一緒に勉強し、「アフリカのために仕事をする」と決心した。 昨年帰国したチュさんは非政府組織(NGO)を訪ね回った。 ちょうどタンザニアで未婚の母支援事業を行っていた「キップンウリワールド」がタンザニア支部長を探していた。
「速く速く」でアフリカ現地人を目覚めさせた韓国人女性(2)
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