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290年の歴史を誇る近江町市場、成長の秘密は?(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
近江町市場の再開発は2003年から推進された。 08年3月に工事に入り、翌年4月にオープンした。 全体事業費56億6000万円のうち34億9000万円を日本政府や金沢市が補助した。 残り21億7000万円は再開発で建てた商店街施設などを分譲して確保した。 金沢市が市場の再開発で文化センターや駐車場を新たに取り入れたのは、市場により多くの人たちを呼び込むためだ。 日本は1990年代、市場の再開発を推進した。 市場に屋根を設置してアーケード化するなど施設を現代化した。 しかし結果はよくなかった。 施設を現代化するだけでは人が集まらなかったのだ。

同志社大学政策学部講師のアン・ソンヒ博士は「市場を活性化するためには図書館や福祉施設など公共施設が一緒に入らなければいけない。誰もが負担なく市場に来ることができるように交通システムを改善するのも必須」と述べた。 近江町市場は新しく建設した建物の3・4階に276台規模の駐車場を運営している。 また金沢市の隅々まで走る100円の「ふらっとバス」4路線のうち3路線が近江町市場を通過する。 近江町市場の魚屋と交流プラザをよく利用するという三国成子さんは「再開発でバス停留所が広くなり、市場に来やすくなった」と話した。

韓国も市場の活性化のために少なくない資金を使っている。 ソウルの場合、03年から今年まで99カ所の市場を現代化するため2141億ウォン(約170億円、民間投資含む)を投入した。 ソウル市が支援した金額だけで574億ウォン。


忠北(チュンブク)大のカン・ヒョンギ教授(行政学)は「韓国の場合、市場の施設とデザインを改善することだけに力を注いだ」とし「市場周辺の通行者や客が市場にとどまる時間を増やせる具体的な案と計画を持って事業を推進する必要がある」と述べた。



290年の歴史を誇る近江町市場、成長の秘密は?(1)

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