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韓国のネット証券などハッキング被害…顧客情報で脅迫

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
タイにあるサーバーを利用した金融機関ハッキング事件が相次いで発生し警察が捜査に乗り出した。

ソウル・江南(カンナム)警察署は、インターネット証券のリーディング投資証券から顧客情報数万件が流出したという告訴状が寄せられ捜査中だと18日に明らかにした。警察によると、リーディング投資証券は11日に、「顧客情報2万6600件余りをハッキングした。1500万ウォンを支払わなければ報道機関にハッキングの事実を知らせる」という脅迫性電子メールを受け取り警察に捜査を依頼した。ハッキングされた顧客情報は名前、住民登録番号、住所、携帯電話番号などで、このうち5000件余りは証券口座番号まで流出していたことが警察の調査の結果わかった。リーディング投資証券は昨年下半期の当期純利益が証券会社61社のうち20位に入った会社だ。警察関係者は、「該当電子メールのIPアドレスを追跡したところ、タイの方にサーバーがあることが明らかになった」と話した。

ソウル・麻浦(マポ)警察署もキャッシュディスペンサー運営業者の韓国電子金融のホームページからこの会社に入社を志願した8000人の名前と住民番号などが流出したという通報を受け捜査中だ。会社側は「入社志願情報をハッキングしたので流出事実を知らせない代価として500万ウォンを出せ」という電子メールを受け取り、6日に警察に通報した。警察がIPアドレスを追跡したところこの事件の容疑者もやはりタイにいると明らかになった。問題のハッカーはほぼ同じ時期に同じIPアドレスを使ってインターネット放送局1カ所と債権回収業者1カ所から個人情報を抜き出した後、1000万ウォンずつを要求した。警察は今回のハッキングはハッキングプログラムを利用して情報を抜き出した初歩水準と把握している。韓国電子金融側は、「一般顧客や金融取引情報は別途管理されており被害は受けなかった」と明らかにした。

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