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【コラム】失敗して学ぶ野村の海外挑戦(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
時価総額基準で世界順位80位外で、アジアでも上位10位に入れないのが韓国金融の現住所だ。なぜこのようにみすぼらしいだろうか。結論的に変化を敬遠したためだ。もちろん金融の社会的・経済的影響を考えると、もう少し保守的で厳格なリスク管理が必要だというのは正しい。しかし金融業の本質は計算されたリスクの下でビジネスをして収益を創り出すことだ。適切なリスクアペタイト(risk appetite)が必要だという話だ。

韓国の金融会社が国内の強固な位置づけと規模を基盤に海外進出をしなければならないという話は通貨危機以前から提起され続けてきたが、実際に危機が起き深く入り込んでしまった。蓄積されたノウハウ、高品質顧客サービス、インターネットバンキングなどの色々な先進水準の力量と資産を持っていながら足踏みをしているのだ。

そのような韓国金融圏に手本になりそうなところがすぐ隣にある。他でもない日系銀行の野村だ。野村が真のグローバル投資銀行なのか判断するにはまだ早い。しかしひとつ明らかなのは、挑戦精神だけはすでにグローバル水準だ。グローバル銀行として踏み出すための礎石は確保しているのだ。保守的な日系野村が最近最高財務管理者(CFO)に初めて女性役員の中川順子氏を任命し外国人のジェセ・バタールをナンバー3(副社長)に就かせたのが良い例だ。パラダイムと慣習を破ってこそ成長の触媒になる“枠にはまらない”(out of the box)アイデアが出てくる。

【コラム】失敗して学ぶ野村の海外挑戦(2)

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