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「沈黙の春」。桃の花は見事だったが人影を見つけるのは難しかった。原子力発電所周辺はゴーストタウンに変わっていた。13~18日に日本の福島一帯を訪問し帰ってきた慶州環境連合のイ・サンホン事務局長、労働健康連帯活動の鈴木明氏の話だ。2人が「禁断の地」で目撃した「福島の春」の便りを伝える。
#13日・いわき市議会
「江戸時代にも大地震・津波があった。色々な村が波にのまれた。そこで4年前から防災区域を拡大し原発モニタリングシステムを構築しようと主張した。しかし受け入れられなかった」。佐藤かずよし市議は最悪の原発事故を前に市はなすすべがないと批判した。日本政府が定めた強制避難区域(原発から半径20キロメートル)に位置しているが「子ども・妊婦らを早く待避させなければならない」と声を高めた。市議会駐車場で放射線量を測定した。時間当り0.45マイクロシーベルト、平常時の9倍だった。宿舎でこの地域出身の反核運動家に会った。彼は事故当時原発にいた人に聞いたという話をした。「地震発生直後に発電所がマナーモードの携帯電話のようにブルブルと音を出して震えた。振動は3分間続き、(水蒸気が漏れ出て)霧が立ち込めたようになった」と話した。原発は津波が襲う前にすでに致命的な打撃を受けたものとみられる。
【ルポ】ゴーストタウンに変わった日本・福島(2)
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