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【コラム】独島の夜(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
独島(ドクト、日本名・竹島)を見たかった。日本のすべての中学生が来年から「独島は日本の領土」と習うという話を聞いてからだ。私たちの領土を自分の目で見て、触れたかった。高句麗の歴史を研究しながら独島研究所も運営する東北アジア歴史財団が独島訪問を斡旋した。

独島は一日に1回、観光船が運航されるが、波のために接岸できる確率は40%にすぎない。船が係留されても、独島自体が天然記念物として保護される「特定島嶼」であるため、一般人は島に登れず、船着き場にいなければならない。

ちょうど独島を訪問した政府関係者の一行に会い、その団体に入って独島に上陸することができた。貴重な機会であり、重みある一歩を踏み出した。この地を心の底から祝福しながら430歩進むと、険しい丘の上に到着した。


「千年後も大韓民国の領土です」という警備隊長の説明を聞きながら、岩のあちこちに刻まれた「韓国領」という表示を見ると、胸が熱くなった。独島で夜を明かしたかったが、それは不可能だった。その代わり独島の海を守る海洋警察5001艦で一夜を過ごす機会が与えられた。

その日朝にも日本海上保安庁3000トン級の警備艦「だいせん」が独島を旋回して戻ったという。日本警備艦は昨年95回、今年も26回、独島に接近して帰った。あたかも自国の領土であることを確認するかのように…。日本警備艦は韓国の領海である独島周辺12マイルの中には入れないため、その外側を回り、韓国の警備艦は12マイル線に沿って対峙状態で一回りする。一週間に2、3回ほどこうした行事が行われる。私たちが守っていなければ、いつ彼らが独島に近づいてくるか分からない。

突然、所在不明の船が出現したという艦内放送があった。独島周辺を通過するすべての船舶についてはその所属を確認する。未確認船舶2隻をレーダーがとらえた。操舵室は突然慌しくなった。現場まで全速力で走った。一つはレーダーの錯誤であり、もう一つは小型漁船だった。独島はこのように守られていた。



【コラム】独島の夜(2)

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