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これほどなら「左足マスター」と呼んでも良さそうだ。またも朴智星(パク・チソン)の左足が光った。
UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝第2戦のチェルシー戦で決まった朴智星のゴールは、あたかも02韓日ワールドカップ(W杯)ポルトガル戦を見ているようだった。胸でトラッピングした後の左足シュート。場所は違うが、自信あふれるシュートは9年前と同じだった。
これまで朴智星は重要な場面で左足でゴールを決めてきた。05年のPSVアイントホーフェン(オランダ)時代、UEFAチャンピオンズリーグ準決勝第2戦でACミラン(イタリア)を相手に決めたゴールも左足だった。
2010南アフリカW杯本大会1次リーグのギリシャ戦は、相手のボールを奪った後、疾風のようにドリブルし、左足でゴールネットを揺らした。昨年11月のウォルバーハンプトン(2-1マンU勝利)で試合終了間際に入れた決勝ゴールも同じだ。
朴智星の左足は北朝鮮の運命も変えた。朴智星は09年6月、2010南アフリカW杯予選のイラン戦(1-1)で左足で同点ゴールを決めた。北朝鮮はこのゴールのおかげで1966年以来44年ぶりとなるW杯本大会出場が決まった。もし朴智星の同点ゴールがなく、韓国がイランに敗れていれば、イランが本大会直行チケットをつかんでいた。
朴智星はもともと右利きだ。しかし絶えず努力して左足を右足レベルに高めた。朴智星の左足は今も進化中だ。
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