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日産の中村副社長が語る韓日デザイナーの特徴

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「韓国で8月に販売される日産『キューブ』はボックス型のデザインで有名だが、詳細にみれば角張った角はひとつもない。角の部分はエアロダイナミクス技術を通じすべて丸い面で処理した。こうしたことが自動車デザインの隠れた秘密だ」。

日産の中村史郎副社長(61)常務執行役員チーフクリエイティブオフィサーは31日、ソウルモーターショーのプレスデーで、「日産で活動する韓国人デザイナーの活躍がすごい」とし、「韓国人デザイナーの創造性と日本人の精巧さが結合すれば世界最高の自動車デザインが生まれるだろう」と話した。

デザイン総括の役割について中村氏は、「(デザイン総括が)デザインが上手な人よりは、チームメンバーに方向を提示して士気を高めることが最も重要だ。デザイン総括は経営者として財務担当・生産エンジニアと良いデザインが出せるようコミュニケーションをする能力が重要だ」と説明した。日産コリアがソウルモーターショーで公開したインフィニティ「エッセンス」コンセプトカーに対しては、「比較的多くの線と面を通じてスポーツカーならではのセクシーなイメージを伝えようと考えた。相対的に日産『GT-R』はゴジラの意味を組み合わせ怪物が持つ爆発的な力をデザインとして表現しようと思った」と説明した。


中村氏は、「韓国人デザイナーはグローバル感覚だけでなく、日本人とチームを組む時にチームワークとコミュニケーション能力が非常に優れている」と話した。日本人デザイナーはヘッドライトやラジエーターグリルなど繊細な部分のデザイン実力が良いのに比べ、韓国人デザイナーは全体のスタイルを見る視点が良いだけでなく、新しい発想を既存の精巧なデザインと似合うよう解きほぐすという。中村氏は、「世界の有名デザイン学校に韓国人留学生があふれているのに比べ、日本人留学生はますます減っている。“ダイナミックコリア”に代表される迅速な改善と変化、そして韓国人の創造性はこうした開かれた心と挑戦から出ているとみている」と話した。

中村氏は日本デザイン総括では初めて2月に「ニホンのクルマのカタチの話」という自動車デザイン入門書を出すこともした。

◆中村史郎=武蔵野美術大学を卒業し米国最高名門に選ばれるアートセンター・カレッジ・オブ・デザインを卒業した。そのため日本人デザイン総括としては英語でコミュニケーションが可能なだけでなく幅広い社交関係でも有名だ。



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