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【社説】北朝鮮、リビア事態を口実にするな(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮指導部は(住民の人権を徹底的に抑圧する)「ウリ(私たち)式社会主義」体制を決して放棄できない。その体制を守るために核武装も絶対にあきらめられない。もし北朝鮮でリビアのように民主化デモが起これば、カダフィよりもっと残酷な方法で鎮圧するだろう。これを理由に国際社会が介入すれば、核兵器の使用も辞さないだろう。核戦争が怖いなら北朝鮮政府が住民を大量虐殺しても介入するな。これが一国の公式的立場を対外的に明らかにする外務省報道官が話す言葉なのか。

核兵器が外部の介入を防ぐ手段になることはあるだろう。核戦争が招く未曽有の惨事を憂慮し、北朝鮮でどんな残酷なことがあっても、国際社会が介入をためらう可能性がある。問題は、北朝鮮のごく一部の指導部が自分たちの利益を守るためなら、北朝鮮住民全体の福祉と人権、生命の犠牲はもちろん、さらに核戦争まで辞さないと脅す乱暴な態度を見せているという点だ。そして米国と交渉をしようと気を引き、世界各国に食糧を乞うている。核を放棄しないと主張しながら、なぜ交渉をしようというのか。卑劣な言葉を吐きながら食糧を乞う北朝鮮に廉恥心があるのか尋ねたい。

【社説】北朝鮮、リビア事態を口実にするな(1)

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