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<東日本大地震>韓国精油業界、日本にガソリン優先供給へ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
精油業界が大地震が襲った日本に「油支援」を本格化している。日本は大地震で精油施設の稼働が中断し、ガソリンなど石油製品の不足で困難を経験している。

SKイノベーションは日本最大石油会社のJX日鉱日石エネルギーにガソリン26万バレルを優先的に供給することにしたと16日、明らかにした。JXが輸入した中東原油200万バレル(約2億ドル)を代わりに購入するのに続く後続措置だ。

具滋栄(ク・ジャヨン)SKイノベーション社長(63)はこの日、東京のJXホールディングスを訪問し、具体的な協力方法について話し合った。SK関係者は「4年前から戦略的な提携を結び、緊密な関係を続けてきいるJXに対し、危機の時も変わらない友情を見せたい」とし「追加でさらに必要なことがないか話を聞いた」と述べた。


11日、JXは地震と津波で3カ所の精油工場の稼働が中断し、当分必要がなくなった原油をSKに引き受けてほしいと非公式的に要請していた。長期導入契約をしているため、状況に合わせて量を調節できないからだ。

SK側は「原油を貯蔵するタンクの余力も不足し、原油を精製して生じる製品の輸出契約がすべて終わった状態だったが、日本の地震被害復旧に積極的に参加するため提案を受け入れた」と話した。

SKの決断後、両社会長の間に感謝の書信が行き来した。まず崔泰源(チェ・テウォン)会長(51)が13日午前、西尾進路JXホールディングス会長に「日本はまた立ち上がれる。SKが支援できることがあれば最大限の協力をする」という内容の書信を送った。西尾会長はその日午後、すぐに感謝の返答をした。

SK側は「JXが中東原油を追加で購入してほしいと要請してきたので検討している」と述べた。また日本の東北電力に発電用重油1万トンを供給する予定だ。日本全国漁業協同組合の要請で漁船用燃料油供給契約も締結した。SK関係者は「日本の他の石油会社の要請に対してもできる限りの協力することに内部方針を定めた」と話した。

GSカルテックスはJXからガソリン・ナフサ・灯油など100万-150万バレルの製品を供給してほしいという要請を受け、支援方針を決めた。許東秀(ホ・ドンス)GSカルテックス会長(68)は14日、昭和シェル、三井化学などに「復旧過程に必要ならいつでも支援する」という慰労の書信を伝えた。

現代(ヒョンデ)オイルバンクは合弁パートナーのコスモ石油の要請を受け、航空燃料・灯油30万バレルを優先的に供給することにした。



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