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北朝鮮、4万ウォンのGPSかく乱機で先端武器を攻撃?

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

6日に京幾道(キョンギド)西北部地域の通信網をかく乱したと推定される北朝鮮のGPSかく乱電波発射装備。



6日に京幾道(キョンギド)西北部地域の通信網をかく乱した北朝鮮のGPSかく乱電波発射装備はわずか4万ウォン(約3000円)台と推定される。

国防部が明らかにした北朝鮮のGPSかく乱装備は重さ10キロ、手のひらほどの大きさの携帯用で、これはロシア製かく乱装備(Aviaconversiya社の装備、写真)とスペックが一致する。また金泰栄(キム・テヨン)前国防長官が昨年10月に国会国防委の国政監査で「北朝鮮はロシアから輸入した装備で50-100キロの範囲でGPS電波をかく乱できるという情報がある」と答えたりもした。


実際、北朝鮮は90年代末、ロシアからGPSかく乱装備を輸入し、これを改良したという。北朝鮮は最近、出力24ワット級の装備を追加で購入したという情報もある。政府当局者は「北朝鮮が400キロの範囲をかく乱できる移動型装備を新たに導入した」と明らかにした。

この装備は韓国全国のGPSをかく乱できる規模だ。しかし今回の電波かく乱が京畿道西北部地域に限定されたという点で、新型装備が使用されたとは考えにくい。わずか4万ウォンの携帯装備が、軍砲兵部隊の計測機など一部の装備を含め、1台あたり数十万ウォン台のスマートフォンにまで支障を生じさせたのだ。

現在、韓国軍が保有する武器類は商用GPSと軍用GPSを混用する。軍用GPSのうち新型は米国から導入したF-15K、F-16、JDAMおよび陸軍の多連装ロケットなどに創作され、外部のGPSかく乱の影響を受けない。しかし今回のように北朝鮮がGPSをかく乱すれば、商用GPSと旧型軍用GPSを装着した武器や装備は影響を受ける可能性がある。

実際、軍当局は「軍のGPSは民間用と分離されていて影響はない」と明らかにしたが、旧型GPSを使う砲兵部隊の計測機など一部の装備では障害現象が発生した。北朝鮮は昨年8月の韓米連合乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン(UFG)訓練当時、初めてGPSかく乱を試みた。

◇「GPS、弱いかく乱でも支障」

GPSは2万岐路上空に配置された24基の衛星から発射された信号を使う。問題は地上に到達する信号は携帯電話信号の100分の1水準で非常に弱いという点だ。このために簡単にかく乱される。

03年のイラク戦争当時、イラク軍が出力4ワットのロシア製かく乱装置を使ってGPSで誘導される米国の合同直撃弾(JDAM)に電波妨害を起こし、民間市場を誤爆させ、多くの民間人死傷者が発生したりもした。インターネットには数百メートル以内の範囲でGPS信号をかく乱する装置を製造する方法も掲載されている。



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