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「李承晩がまいた原子力の種、朴正煕が育成、そして原発輸出」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「韓国戦争(1950-53)が終わった53年のことだ。 米国がソ連と核兵器競争をした時代だが、アイゼンハワー米大統領が『平和的目的の原子力開発は支援する』(Atom for Peace)という対外政策を発表した。 その最初の受恵国が韓国だ。 米エジソン社のシスラー会長が特使として派遣され、李承晩(イ・スンマン)大統領に会い、ウラン1グラムと石炭1グラムを見せながら『このウランを核分裂させれば石炭の250万倍のエネルギーを作ることができる』と説明した。 原子力研究所竣工費の半分の70万ドルを支援するという提案が相次ぐと、李大統領は電撃的に受け入れた。 58年に孔陵(コンルン)に原子力研究所が設立され、それがまさに李明博(イ・ミョンバク)大統領がアラブ首長国連邦(UAE)に輸出までした原発の種だったということだ」。

李承晩元大統領は原子力研究所の設立とともに、56年にソウル大物理学科出身の127人を選抜し、米国と欧州に国費留学させた。 自然資源が不足している韓国では創意的な人材の養成が重要だと考えたのだ。 故金浩吉総長もその時に選抜され、英国に留学することになった。 こうした留学した人たちが一人、二人と順に帰国し、祖国の科学発展に寄与し、その結果、現在の韓国の原子力レベルが世界トップクラスに成長したということだ。

「大韓民国初期から続いた科学政策の成功事例だ。 原子力の種を李大統領がまいたとすれば、その種をうまく育てたのは朴正煕(パク・ジョンヒ)大統領だ。 こうした大韓民国の科学の歴史がきちんと記録され、記憶されればといい」。


金総長は理工系の学生が60%の韓東大学に、歴史学者であり李承晩大統領専門家のユ・ヨンイク博士を招待した。 韓国の近代・現代史を教えることが重要だと考えたからだ。 大教協会長として大学でも国史教育がうまく行われるように大学間の協力を誘導する予定だと述べた。

故金浩吉総長のバトンを引き継いで、金泳吉総長も韓国の次世代原子力発電に寄与したいという夢を抱いている。 金総長の夢は核廃棄物のない「レーザー核融合発電」を可能にすることだ。 「グローバル最大イシューのエネルギーと環境問題を韓国が解決する日が近く来るかもしれない。 グリーン成長というビジョンが実現するということだ。 こうした夢を可能にした歴史を忘れてはいけない」。



「李承晩がまいた原子力の種、朴正煕が育成、そして原発輸出」(1)

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