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黄禹錫博士、リビア脱出の行列に混ざって帰国…「秘密裏にプロジェクト推進」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
最近リビアを訪れていた黄禹錫(ファン・ウソク)元ソウル大学獣医学科教授がリビア政府と1500億ウォン規模の研究課題を推進していたことが確認された。

黄元教授が院長を務めるスアム生命工学研究院のヒョン・サンファン諮問教授団長は27日、「これまでリビアと秘密裏にこうした規模のプロジェクトを推進してきた」と明らかにした。

ヒョン教授によると、スアム生命工学研究院はリビア政府が昨年発注した「リビア保健医療システム改善のための5カ年課題」の国際入札を獲得した。国際入札には米国・ドイツ・カナダなど5カ国の企業が参加した。スアム生命工学研究院とリビア政府は合意履行書を交換し、20日に本契約をしようとしたが反政府デモのためできなかった。


リビア政府から獲得したプロジェクトには▽リビア保健医療システム全般に対するコンサルティング▽幹細胞を利用したリビア民族の難治性遺伝疾患治療方法研究▽犯罪者DNAデータベースと検索システム構築▽大型病院建設と地域保健所運営システム構築――などが含まれている。今回の契約のため黄禹錫博士は2004年から十数回にわたりリビアを訪問しており、リビア側関係者も韓国を訪問している。

一方、黄禹錫博士は、「リビアに行ったのは現地最高位要人らと関連したことのため」と明らかにした。黄博士は26日の電話通話で、「リビアの研究機関や閣僚程度の水準で私を招請したのではない」と話した。彼はしかしリビアでどんな仕事をしたのかについては口を閉ざした。黄博士は25日にリビア・トリポリから韓国政府が用意したチャーター機に乗りエジプト・カイロを経由して帰国した。黄博士はエジプトで韓国人男性の保護を受けていた。この男性は年齢31歳とだけ明らかにした。以下は通話内容。

――一部メディアがリビアの国家機関の招請により2週間滞在したと報道した。

「事実ではない。私は国家研究機関などの招請で動く人ではない。閣僚や首相が呼んでも行かない。そのような報道が出た経緯を確認中だ」

――ならば誰の招請で行き、どんな仕事をしたのか。

「いま明らかにすることはできない。とても大きな仕事をしている。わかれば驚いてひっくり返るかもしれない」

――医療問題と関連したことなのか。

「関連はしている。これ以上詳しく話すことはできない」

――リビアから一緒に来た人はある研究所の行政職員であると報道された。

「あえて行政職員がどうして私と同行するのか。誰なのか明らかにすることはできない」



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