現代（ヒョンデ）自動車グループが現代建設を４兆９６０１億ウォン（約３８００億円）で買収する。これは現代車グループが当初提示した５兆１０００億ウォンより１３９９億ウォン（２．７％）少ない金額。

現代建設株主協議会の主管機関である外換銀行は２５日、優先交渉対象者の現代車グループコンソーシアムと現代建設買収価格に合意した、と明らかにした。

外換銀行の関係者は「現代車グループが提出した買収代金調整申請書に基づいて議論を行った結果、了解覚書（ＭＯＵ）に定めた調整可能金額の３％範囲内で円満に価格調整に合意した」と説明した。


今回の合意を受け、債権団は来月８日ごろ株主協議会の決議を経て、本契約を締結する予定だ。現代車グループが取得する現代建設株は３５％。グループ内の現代車、現代モービス、起亜（キア）車などが株式を保有する。

現代車はこの日、「早期に買収手続きを終え、現代建設を世界的な建設企業に発展させたい」と公式的に明らかにした。

一方、債権団は運営委員会を開き、優先交渉対象者の資格をはく奪された現代グループの履行保証金（２７５５億ウォン）の返還について議論する計画だ。

外換銀行の関係者は「現代グループが返還を要求する場合、訴訟取り下げなどの状況を見守りながら履行保証金の返還を積極的に検討する考え」と述べた。