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SMエンターテイメントは第2、第3の少女時代を準備するため、オーディションとトレーニングに情熱を注いでいる。 キム社長は「頑張って集めた資金で無借金経営をし、3-5年後に人気が出そうな新人を今も育てている」とし「これを通じて会社の永続性を維持できる」と自信を表した。
しかしエンターテイメント会社を「企業」と見なさない国内の文化は解決すべき課題だ。 00年度に企業公開をして透明性を改善したが、まだ「芸能人」と「芸能プロダクション」を偏見の目で見る人たちは少なくない。 キム社長は「法学部の人に奨学金を与えながら後に会社で働いてほしいというのが誇らしく、芸能人が長期契約を結べば奴隷契約と見なされるのは残念だ」と吐露した。 キム社長は「私たちのモデルは米国や日本など先進国がベンチマーキングしようというモデル。スターがリスクを負担せずに無限に成長でき、組織的に韓流を作り出せるシステムだ」と述べた。
しかし個々のスターの人気だけで市場を育てるのには限界がある。 キム社長は会社が成長するためには産業環境自体を改善し、収益性を強化しなければならないと強調した。 キム社長は「この市場は著作権法によって保護されるという点で成長の可能性が大きい」とし「世界的に著作権がさらに強化されることはあっても、後退することはないだろう」と予想した。 キム社長は「中国の著作権法が整備されれば、売上高が10倍、20倍に増え、市場の価値が大きく膨らむ」と中国市場への期待も表した。
実際、同社の売上高の大部分を占めているのが海外ロイヤルティーだ。 音盤販売は前年比11%減少したが、海外ロイヤルティー部門では1年で2倍近く成長した。
キム社長の目標はアジア市場が単一市場化し、その中でトップ事業者になることだという。 年間純利益1000億ウォンという目標も立てた。 キム社長は「国内市場は小さいが、海外からロイヤルティーを受ければ目標達成は可能」と語った。 海外進出の先頭には「Kポップ(K-pop)」がある。
「韓国の歌手が歌うからKポップなのではなく、韓国がプロデュースをするからKポップだ。外国の歌手が歌ってもロイヤルティーは私たちのものになる。 海外各地域のアーティストに韓国のカルチャーテクノロジー(CT)を適用するのが高付加価値産業だ」。
キム社長は最後に芸能界を志望する人たちにメッセージに送った。 「永続的スター、大スターになった人は芸術的な感覚もあるが、勉強をよくしている。 熱心に勉強をし、残された時間にどれほど頑張るかが重要だ。 家族や親に通帳を任せる人たちのほうがもっと長く生き残っている」
「少女時代のヒットは市場を徹底研究した結果」(1)
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