ＭＢＣ側が時代劇ドラマ「善徳女王」の盗作鑑定意見書に対する立場を明らかにした。

ＭＢＣは１８日午前、報道資料を通じて「盗作鑑定意見書では、客観的かつ中立的な観点で作成されたとは受け入れにくいほど、鑑定申請者である原告の主張をそのまま踏襲している」とし「裁判判決の前に鑑定結果を流して世論にしてしまおうとする原告の訴訟戦略資料だ」と主張した。


続けて「鑑定意見書がドラマと台本の登場人物がもつ全体的で核心的な側面を度外視している。枝葉的で部分的な側面だけを恣意的に浮き上がらせようとする手法で、登場人物の類似性を無理やりこじつけている」と明らかにした。

ドラマ「善徳女王」の台本を執筆した脚本家のキム・ヨンヒョン氏とパク・サンヨン氏も「盗作したとされるミュージカル『ムクゲの女王、善徳』は上演されたこともなく、出版の形態としても公開されておらず、基本的な著作権登録さえされていない」とし「誰も見たことがない台本を、私たちがどのように盗作できたのかむしろ聞いてみたい」と話し、もどかしい心情を表した。

コンテンツ制作会社グレートワークスのキム・ジヨン代表は、２００９年１２月の時代劇ドラマ「善徳女王」が自身が書いたミュージカル「ムクゲの女王、善徳」を盗作したものだとして、ＭＢＣとドラマの脚本家を相手取り著作権侵害訴訟を起こしていた。翌年１月には放送禁止仮処分請求も出していた。

これに対し裁判所は昨年４月に仮処分請求を棄却したものの、キム代表がソウル大技術科・法センターに著作権侵害訴訟と関連盗作鑑定を依頼して問題が再燃した。

キム代表から鑑定依頼を受けた同センターは「善徳の幼少時代の成長過程及び善徳とユシンの愛、ミシルと善徳の対立を描く部分などが酷似している」という内容の鑑定意見書を出して、依頼人の主張を後押ししていた。





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