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<アジア杯>李忠成、韓国行き-偏見で帰化-日本代表…秋山成勲と同じ

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版

アジアカップで、日本代表として活躍した李忠成。



総合格闘技選手の秋山成勲(=秋成勲、36)と北朝鮮サッカー代表のFW鄭大世(チョン・テセ、27)も李忠成と同じディアスポラだ。ディアスポラとは、パレスチナを離れ、世界に散って暮らしながら、ユダヤ教の慣習と規範を守るユダヤ人のことだ。境界人または歴史的な離散民をいう。

秋山成勲の人生行路は李忠成と似ている。在日同胞4世の秋山は1998年、柔道国家代表の夢を抱いて韓国を訪れた。しかし偏見と差別など目に見えない壁が秋山の夢を遮った。


結局、秋山は日本に帰化した後、釜山(プサン)アジア競技大会で金メダルを首にかけた。韓国を憎悪するような状況だったが、秋山は韓国を捨てることも嫌うこともなかった。韓国を否定すれば自分自身を否定することになるからだ。秋山成勲に名前を変えた後も、彼は「秋成勲も自分で、秋山も自分」と話す。

鄭大世は2人とやや違う。日本に帰化せず、日本の名前もない。しかし日本で生まれ、韓国国籍を持ち、北朝鮮代表でプレーするという点で、鄭大世もやはり境界人だ。「私の国籍は韓国でも北朝鮮でも日本でもない。在日だ」という鄭大世の言葉がこうした事実を傍証する。書類上の国籍はあるが、どの一方にも明確なアイデンティティーを持てないのが彼らだ。

李忠成もアジアカップが終わった後「私は韓国選手でも日本選手でもない。サッカー選手と呼ばれたい」というような発言をした。



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