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【社説】「ロボット英才」を死に追いやる教育環境

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
米名門コーネル大は“自殺学校”というありがたくない別称を持っている。毎年少なくない学生が学業のストレスに勝てずキャンパス内の橋の上から渓谷に身を投げるためだ。学校側が相談センターを拡大運営するなど努力を傾けたが力不足だ。昨年は3月の1カ月だけで3人が相次いで自殺すると、デビッド・スコートン総長が学校新聞を通じ「みなさんの健康こそ成功の礎石だ。コーネルで助けを求める方法を必ず習うよう願う」と呼びかけたりもした。

大学生の自殺はこの学校だけの問題でない。その他のアイビーリーグの学生の中でも自ら命を絶つことは頻繁だ。そのためこれら大学の入学査定官らは優秀な成績だけでなく、成熟した人格、困難に勝ち抜くことができる意志を持つ学生を選ぼうと努めるという。

国内でも学業と就職のストレスがますます激しくなり、うつ病や自殺衝動に苦しめられる大学生が増加している。特に名門大学生であるほど周囲の高い期待と激しい競争で大きなストレスを受けているが、周辺に気持ちを打ち明けることができず困難を経験しているということだ。“ロボット英才”として注目されてKAISTに入学し、1年で自殺したチョ某君もそのようなケースだ。幼い時からロボット分野で頭角を現わし、専門系高校出身でありながら入学査定官選定で抜擢された彼だ。だが、科学高校出身学生と違い英語で実施される授業は大変で、「自分が適応に失敗すれば専門系高校の後輩のKAIST入学が難しくなる」とプレッシャーを感じていたという。


周辺に困難を知らせ適切な助けを受けたとすれば決して起こらなかった悲劇だ。前途有望な若い人材が一時の困難で尊い命を捨てることがないよう大学は学生指導により大きな努力を傾ける必要がある。教授と専門家が協力して学校への適応に困難を感じる危機学生たちにあらかじめ助けの手を差し出さなければならない。オンライン・オフライン相談はもちろん、2008年から24時間相談電話を運営するソウル大の場合を参考にしよう。これとともに初めから無理な選抜が悲劇を呼んだという指摘もあるだけに、KAISTは入試制度上の問題点はないか綿密に検討するよう願う。





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