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中央日報が昨年12月31日付1面で報道した「日本人韓流女性ファン失踪1年」という記事と関連し、失踪した棚橋えり子さん(59)と似た女性を見たという電話や電子メールでの情報提供が相次いでいる。ある企業家は棚橋さんを探すのに役立てたいとし懸賞金をかけた。
忠清道清州(チュンチョンド・チョンジュ)に住む読者のチョ・ソンヒさん(55、女性)は、「1面に掲載された棚橋さんの写真が昨年8月28日に仁川(インチョン)空港で見た中年女性の人相着衣と似ている」と知らせてきた。ひと目で日本人のように見えたこの女性は、みすぼらしい身なりで、まるで空港に長く常駐していたように服などを入れた袋を持っていたという。
「娘たちが親孝行のプレゼントにした韓国旅行で棚橋さんが行方不明になったそうですね。母親が生きているのか死んでいるのかさえわからないから日本の娘たちはどれだけやきもきしているでしょうか」。チョさんは、「韓国が好きで訪問して失踪した彼女を探すために韓国はさらに努力しなければならない」と付け加えた。
イ・ダヨンさんも電子メールを通じ、「昨年7月にMBC一山ドリームセンターで会った50代後半の日本人女性と似ている」と知らせてきた。韓国語で自分をタレントのリュ・シウォンのファンだと明らかにしたこの女性は、イさんに自分の娘について話したりもしたという。棚橋さんには3人の娘がいる。本紙は棚橋さんに対する情報提供をまとめ、失踪事件を捜査中のソウル江南(カンナム)警察署のクァク・ジョンギ刑事課長に伝達した。大部分の情報提供者が棚橋さんを目撃したという時点が数カ月前のため捜査は容易ではないとみられる。しかし警察関係者は、「情報提供内容を積極的に検討し捜査に活用する」と話している。
結婚情報会社ソンウのイ・ウンジン代表は2日、会社のホームページ掲示板を通じ、「棚橋さんを探すのに決定的な情報を寄せた情報提供者に懸賞金1000万ウォンを支払う」と明らかにした。イ代表は、韓国を訪問した日本女性が失踪したが目を背けるのは人間的な道理ではない。母を探してほしいという娘たちの涙を見ているだけではいられず、小さな力でも添えることにした」と話した。棚橋さんの三女のひなとさん(29)は、日本で「韓国人が見せた関心に本当に感謝したい」と伝えてきた。
リュ・シウォンの熱烈なファンの棚橋さんは、2009年12月28日に1人で韓国を訪れ、4日後の昨年1月1日に江原道江陵(カンウォンド・カンヌン)で失踪した。
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