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【外国人がほれた韓国】「晴れた日には日本が見える」 巨済島(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

鶏竜山の稜線上に残っている韓国戦争当時の捕虜収容所跡。



私は米国北東部ニューイングランド地方で育った。私の故郷では世代に関係なくみんなハイキングをするが、私は忙しい生活のためハイキングを存分に楽しむことができなかった。私にとってハイキングとは、ただ若い頃の思い出という程度だった。

冷めた情熱がまた熱くなり始めたのは3年前。巨済島(コジェド)の教育機関で英語教師として働くことになり、私はハイキングを再開した。巨済島はハイキングの島だった。青く広がる空と美しく交わる山の稜線が鮮明な輪郭を描いていた。故郷では山の頂上まで登り、風景を見渡しながらおやつを食べ、また下りてくるという伝統的なハイキングを楽しんだ。


しかし巨済島は違った。私はこの島のいくつかの道で半日を過ごしたりした。滝を通り過ぎて野生動物に会い、野生の花を眺めながら道を歩くと、いつのまにか空は暗くなった。道は私に感動と平和を抱かせてくれた。この長い道の上で、私の体は気持ちよく疲労したりした。

私は地図を広げて道について想像を始めた。あちこちに散在する道を集めて、ハイキングの時間を減らせる方法はないだろうか考えてみた。そしてGRT(Geoje-do Ridgeline Trail、韓国語に翻訳すれば「巨済島尾根道」)を作ることになった。道が途中で途切れず、山の一方から別の一方につながる尾根ハイキングルートを開発したのだ。

道は巨済島の長坪洞(チャンピョンドン)から始まり、鶏竜山(ケリョンサン)の上側に続いて、望(マン)山の最南端の頂上まで下りてくる。もともと別々だったハイキングルート3つを組み合わせたもので、距離は全30キロにのぼる。私が作った道はただ鳥だけが飛び回る高さにまで続く。巨済島の最も高い5峰に立つためだ。

中でも最高峰の加羅(ガラ)山の頂上からは、晴れた日には日本が見えたりもする。この道は城郭3カ所と寺院2カ所、韓国戦争(1950-53)の惨状を見せている捕虜収容所跡を通過する。造船所、海金剛(ヘグムガン)、外道(ウェド)植物園、風の丘など巨済島の主要自然景観がほとんど見渡せる。



【外国人がほれた韓国】「晴れた日には日本が見える」巨済島(2)

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