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<北、延坪島 挑発>対応射撃に投入されたK-9自走砲とは…

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮の攻撃直後、直ちに対応射撃に投入されたK-9自走砲は、韓国が独自開発し、99年に配備した新武器だ。1台の価格は40億ウォン(約3億円)にのぼる。砲身は長さ8メートル、口径155ミリで、最大射程距離40キロ。1分当たり6発の射撃が可能で、急速発射時は15秒間に3発を発射できる。殺傷半径も50メートルと、北朝鮮軍の76ミリ、130ミリ海岸砲(半径15-30メートル)を圧倒する。さらにK-9は自走砲として1000馬力のディーゼルエンジンを搭載、最大時速67キロで移動できる。ペクリョン島・延坪島(ヨンピョンド)に砲台(10余門)が配備されている。ともに配備された対砲兵レーダーAN/TPQ-36(探知距離24キロ)とAN/TPQ-37(50キロ)と連動している。

西海5島の北方限界線(NLL)の防御戦力は海兵隊が中心だ。この日攻撃を受けた部隊も延坪島に駐留中の海兵延坪部隊だった。延坪部隊は海兵連隊級の独立部隊で、通常、陸軍の連帯兵力(2500人前後)には及ばないが、延坪島の住民数(約1800人)の半分以上の約1000人で構成されている。延坪島と江華島(カンファド)の間の牛島(ウド)には約60人の中隊兵力(牛島中隊)を配置している。

ペクリョン島に駐留する海兵第6旅団(「黒龍部隊」)もペクリョン島住民5000人に近い4000人の兵力で構成されており、ペクリョン島南側の大青島(デチョンド)と小青島(ソチョンド)にはそれぞれ大隊と中隊級の防御部隊を派遣している。


海兵はK-9自走砲のほか、旧型M47戦車の砲台から分離した90ミリ海岸砲と迫撃砲、無反動砲なども数十-100余門を保有している。また北朝鮮の空襲および空中侵入に備えた対空戦力として、20ミリのバルカン砲と短距離対空ミサイル「ミストラル」 数十基も配備している。

ペクリョン島・延坪島沖には海軍高速艇編隊が常時非常警戒勤務をし、天安艦襲撃事件以降、韓国型駆逐艦(KDX-I、3500トン級)もNLL付近まで前進配備されている。



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