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「プルコギとビビンバは世界のどこへ行っても通じる韓国料理の代表メニューということを確認しました」。アルジェリア・モンゴル・メキシコ・フランス・チェコなど世界30カ国余りを回り「韓国料理の伝導師」として活動している淑明(スクミョン)女子大学韓国飲食研究院メニュー開発チーム長のハン・ヘヨンさん(39)は、「韓国料理の“味の競争力”はどこでも認められる」としてこう話した。
17日に香港中心部にある5つ星クラスの最高級ホテルのシャングリラホテルで開かれた韓国料理特別展で会ったハンさんは、「アルジェリアでは現地人が好む羊肉でプルコギを作ったが、用意した食べ物が行事の初めになくなってしまい人気を実感した」と話した。ハンさんは、「暑い国でも寒い国でもプルコギを焼く時に出る香りに魅了される。最初は行く国ごとにプルコギが好まれ不思議だったが、最近はどの国に行っても自信がついた」と笑った。
ハンさんは、「国際社会で韓国の地位が高まり、韓国料理に対するあこがれもともに上昇しているのを感じる」と話す。韓国料理もフランス料理や日本料理のような高級化戦略に十分に勝算があるということだ。ハンさんは、「刺激的でないのに気品ある味と香りがある韓国料理が本当に誇らしい。韓国の国のブランドが高まるこのタイミングを逃さず韓国料理はずっと挑戦していかなければ」と話した。
香港総領事館は、美食で知られる香港で韓国料理の地位を高めるため香港の5つ星級ホテルのバイキングを攻略している。シャングリラホテルは香港の上流層だけでなく、金融・法律専門家らが好んで訪ねる名所だ。今回の行事は先月のハーバーグランドホテルバイキングでの「韓国料理の月」イベントに続く韓国料理の高級化第2弾で、関係者らは韓国料理が正式メニューに採択されるよう心血を注いでいる。ハンさんは、「韓国料理がこのホテルのバイキングの正規メニューに上がれば、韓国料理のイメージを高めるのに多いに役立つだろう。最高の食材だけを使って最善を尽くしている」と話した。ハンさんは韓国料理が採択された後も味が維持されるようこのレストランのシェフに一対一の個人指導をしている。
ハンさんが香港の美食家らに出したメニューは魚のチジミ、チャプチェ、プルコギ、ビビンバなど20種類余りだ。香港でもプルコギに対する反応は良く、前日より30%多く準備したという。特に広東式ギョーザの点心が有名な香港の特色を生かし、ハンさんは一緒に来たウ・ジナ研究員とともにキムチギョーザを作ったが、出した途端に品切れになったという。
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