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電気自動車用バッテリーを製造するLG化学工場を初公開…世界最大規模(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
電気自動車のバッテリー(セル)生産は大きく電極・組み立て・活性化の3工程に分かれる。 工場に入ると、薄い紙型の陽極材(+)・陰極材(-)が銀色のローラーに沿って次々と出てくる(電極)。 続いて陽極材・陰極材の間に分離膜を入れてこれを順に重ねていき、一定の厚さになればA4用紙より少し小さなアルミニウム袋に入れて真空包装する(組み立て)。 最後にエイジング(Aging)ルームではバッテリー(セル)の充電と放電を繰り返す(活性化)。

キム・ヒョンチョル部長は「活性化されていない二次電池は熟成していないワイン、基本ソフト(OS)のないコンピューターと考えればよい」とし「活性化は充電・放電過程を通じてバッテリーとして役割を果たす‘生命’を吹き込むものだ」と説明した。

この工場が誇る技術の一つは陽極材と陰極材の間の分離膜。 キム・ミョンファン・バッテリー研究所長は「私たちのバッテリーは特許を獲得した安全性強化分離膜(SRS)を適用し、熱が発散しやすく、バッテリーの寿命は長い」と述べた。 分離膜は不純物が混入すれば破れてショートし、火事を起こしたり性能が落ちたりするが、不純物が入らないよう分離膜の表面に極微細コーティングをしたものが「安全性強化分離膜」だ。


キム所長は「初めてSRS技術を紹介した時、ライバル会社は単価が高いという理由で必要性に疑問を提起したりもした」とし「今ではライバル会社がむしろこの技術を密かに使用しており、こうした特許侵害は今後、問題になる可能性がある」と述べた。

ユ・ジンニョン技術研究院長は「現在、会社の研究開発(R&D)予算の40%を二次電池に使っている」とし「二次電池開発の初期には日本をついていく形だったが、現在は技術面で先を進んでいる」と語った。



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