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【コラム】F1、ラブホテル、そして観光韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
フォーミュラ1(F1)とラブホテル。 関係がないように見えるこの2つが、全羅南道霊岩(チョンラナムド・ヨンアム)で絶妙に遭遇した。 先週、国内で初めて開催されたF1コリアGPを伝えた海外メディアは、大会とともに霊岩のラブホテルの光景を描写した記事を出した。 意図的に取材したものではなかった。 ラブホテルと呼ばれるモーテルしか空きの宿舎がなく、F1の取材に来た記者がそこに泊まりながら自ずと取材になったのだ。 そのおかげで、霊岩のモーテルには英語ガイドブックはなくても、50インチの大型モニターとコンドームは設置されていることを、海外メディアを通して初めて知った。 イタリアのある日刊紙には「F1チーム、セックスモーテルに落ちる」といコラムまで掲載されたという。

人口5万人の霊岩に3日間で外地から17万人が集まった今大会は、行事だけでは興行に成功したという評価を受けている。 付近の食堂は普段の2倍以上の売り上げとなり、モーテルが部屋を時間単位で貸さなくても普段以上の収益を上げた。また霊岩は史上初めて、多数の海外メディアの集中的な関心を受けた。 これほどなら利益が残る商売だという自賛も出てくる。

しかし観光ビジネスの観点で見ると、非常に胸が痛む。 霊岩が海外メディアを通してラブホテルの都市のように映ったからだけではない。 F1は17万人を一度に1カ所に集結させるほど強力な観光イベントだった。 しかし観覧客の大半が週末未明に来て、夜に家へ帰った。 数十万ウォンのチケットを購入して自動車レースをを見にいく人たちが、他に楽しめるものがあったとすれば、レースだけを見てまたすぐに家に帰るだろうか。

【コラム】F1、ラブホテル、そして観光韓国(2)

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