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【時評】北朝鮮の「3代世襲」と韓国左派の分化(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国人も例外ではなかった。 日帝強占期はもちろん、その後も社会主義に投身した人たちは数え切れないほど多かった。 一例として、反共を主要政策とした第3共和国の核心人物のうち相当数が過去に社会主義運動経歴を持っていたというのは、もう秘密でも何でもない。 社会主義に心酔して追従したということだけでは罪にならない。 歴史の中で包容されて理解されなければならないことであり、未来の統一韓国でもこの原則は守られなければならない。 ただ、その間に行われ、現在進行している反人倫的な罪悪には目をつぶってはならない。

しかし現実に適用された社会主義は徹底的に失敗した。 理論的・実際的に、そして道徳的にも、総体的な破産を迎えた。 社会主義圏の最後の寵児であるフィデル・カストロさえも最近「キューバ社会主義モデルはキューバでも機能しない」と告白したほどだ。 現在、持続可能な社会主義モデルは、選挙を通した労働者政党の合法的執権を追求する社会民主主義一つしか残っていない。 韓国左派の運命も結局、健康な社会民主主義モデルを執権可能な代案として成長させられるかどうかにかかっている。

しかしまだ‘首領様を敬愛する’主体思想派はもちろん、北朝鮮体制に好意的で屈従的な従北主義者が主流を形成する左派の将来は暗たんとしている。 北朝鮮の世襲を英国や日本のような立憲君主制国家の世襲と変わらず、韓国にも「60年間続いている親米政権の世襲があるではないか」と抗弁する涙ぐましい努力を見なさい。 大韓民国でも超現実主義喜劇は存在する。 そうであるほど自殺ゴール行進は続く。 幸いなのは、こうした中途半端な左派を批判し、真の進歩の芽を出そうとする良心的な進歩人と「社会民主主義連帯」の叫びが声を出している点だ。


改革・開放を通じて北朝鮮住民を暮らしを改善し、政治的暴圧が大幅に緩和されるなら、金正恩でなく、死んだ金日成(キム・イルソン)が生まれ変わって統治する喜劇が上演されても関係ない。 この喜劇がルーマニアのように金氏王朝の悲劇に変わるとしてもかまわない。 ただ、こうした悲劇が北朝鮮と大韓民国の住民にまで弊害を及ぼさないことを切に望むだけだ。



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